【ライブ】THE YELLOW MONKEY 9999 世界最速先行視聴会


2019年3月28日。

昼間は上野で仏像を堪能し、
やっと見つけたドトールで少しだけお茶を飲み、
もう一人の友人と合流するため、九段下へと向かった。

ところで「視聴会」って何。

何で見たのかすら忘れているけど、
この「視聴会」の情報を見たときも、それはいったいなんだ?と正直思った。
まあ、0円だというし、
LINEであっという間に申し込めるし、
すごく軽い気持ちで申し込んだことを覚えている。
当選発表の日も当然のごとく忘れていて、
LINEチケットだったかの「当選おめでとう」的なメッセージで思い出した。
うまい具合に友人も当選し、都合3人で行けることとなった。
「本当に」「視聴会だったら」武道館で一人は辛いでしょ。
(想像すらできないけど)
まあ、そんなこともないのかな?とは思っているんだけど、
あまのじゃくのあまのじゃくがどの裏を取ってくるかわからないからね。
そんな風に思っている時点で少しイタイけど。

そういうことで、
一緒に行く友人の一人と前から行こうと言ってた※東寺展の予定を武道館の前に入れて、
できるだけ期待しないように向かったわけですよ。
最初の写真も、普段はああいう写真を私は撮らないんだけど、
「意味わからないんだけど」とつぶやくために撮ったという。
いや、だから「本当に」「視聴会」だったら、意味がわからないから。

ここで役に立った。
結果オーライってことで。

物販に並ぶという友人一人を残して、
もう一人の友人と一緒に入場の列に並んだ。
18時が近づくと、前の方に並んでいる人たちを階段に上らせはじめた。
QRコードの人は左側から、とか言ってるけど、
だったら最初っから、列を分けろよ、と思うくらい、
近くにいたQRコードの子は全然前に行けない。
QRコードの人は、そんなに大勢いないみたいで、左側の列はすぐなくなってしまった。
私たちは、LINEのチケットなので、右側に移動する。
こっちも後ろからは見えなかったのだが、
途中で列が折り返していた。
少し進んで、
後ろからも横からも押されて行き場がなくなりかけたころ、
階段の上れる範囲が広げられ、
私たちは割とすんなりと階段を上ることができた。

あらかじめ、並んでいる間に、
前の人たちがあまり行ってない方向に行くと決めていたので、
当たり前のように西に向かった。
これが正解で、
南西のC列という、正面より近くて見やすい席をGETできた。
物販に並んでいた友人も無事合流。
スクリーンに映る、SAPPOROのCMや、CDの特典映像などを見ながら、
やれラジカセのボタンをあそこで押すやら、
なぜよりによってラジカセ?だとか、
じゃああのPAはなんのためにとか、
適当なことを言ってたのだが、
明らかに何かを包む大きな白いカーテンが、
絶対出てくるだろ、と思わずにはいられなかった。

そもそも、出てこないとは思っていなかった。
いやだって、
本当に「視聴会」なら、武道館の意味ないじゃん。
あんなとこに9999人も集めて、
映像ない曲は本当に曲だけ流すんかいな、みたいな。
だから出てくるとは思ってたんだけど、
何かあったあと、
「最後に」出てくると思ってたんだよね。
2曲くらい歌うために。

視聴会、始まる。

視聴会のくせに「押す」
7分だったかそのくらい定刻を過ぎたころ、
客電が落ち、まずスクリーンに映像が映し出された。
STORYの映像とかで、
この感じで進むのか?どうやるんだ?とか思っていると、
スクリーンの映像は終わり、
1曲目らしい曲のイントロのギターが鳴り始め、
次の瞬間、スクリーンが下に向かって落ちた。

白い布で隠されていた部分にステージセットがあり、
そこには演奏するメンバーがいた。
一瞬にして武道館は歓声に包まれた。

1曲目が終わった時だったか、
そのあとだったか忘れたけど、
私たちは3人揃って、
「出てくるとは思ってたけど、まさか最初っからとは!!」
と口々に言った。
みんな同じことを思ってたけど、
その瞬間まで口に出さない。
なんかそんな感じよね。
相変わらずひねくれてるわ~。

そこからはもうライブモード一色。
シングルの曲はもちろん、
今回初めて聞いた曲も、全部いい感じ。
曲に関しては、また今度、ちゃんと聞いた状態の感想を書きたいと思っているけど、
特に「Balloon Balloon」に関してはもう。
Aメロとか完全昭和歌謡。
初めて聞いたのに、次のメロがわかる。
そこをあのサビで〆る。
大好物。
「Titta Titta」も踊るのに最適。
最後まで飽きることなく聞けますね。

ライブの方は、
基本MCもなく、
「Horizon」で歌詞を間違えたのか、一回止めて、
そのついでに「MCしないつもりだったのに」的なMCしてました。
「CD聞きたかったとか言うなよっ!」
とか相変わらずおっしゃっておりました。
相変わらずの吉井和哉さんであられました。

無事、
予定の20時半を少し過ぎたあたりですべて終わった。
帰り際、少し上に座ってた男性が、
「ごめん、少し感動に浸ってていい?」と連れに言ってた。
本当に「視聴会」だと思っていたんだろうか。
友人の話では、がっつりとお弁当を持参していた人もいたらしい。
本当の「視聴会」だったら、武道館ではやらないよね。
それこそ映画館とか各地でやった方がいいんじゃないかな?
一か所でやる、しかも武道館、
いわずもがな。
でも、全部やるとは思わなかったので、
私的にもしてやられました。
多少の期待はしてたけど、
そこは言わないのが華よ。